商業施設の利用者の安全を支える縁の下の力持ち。

F.K.
設備系総合職
工学部電気電子工学科卒
大学では電気関係を学んでおり、在学中から長く続けられる仕事を模索していた。友人の勧めでビル管理の仕事を知り、ワークライフバランスや仕事内容に魅力を感じて入社を決意。現在、担当している施設は20~30代の社員が多く、世代の近い仲間とともに切磋琢磨している。福利厚生の一つに東急系列ホテルの優待制度があり、活用しているうちに旅行が趣味になった。
2020年度入社
設備技術コンサルタント
理系
新卒入社したF.K.さんは入社以来、商業施設の防災センターに勤務している。1年間の現場研修と座学を経て建物設備に関する理解を深め、現在では空調設備の予算計画まで担うように。自分の力で仕事を成し遂げたい思いが強く、苦手なことこそ積極的に挑戦してきた。憧れの上司の背中を追い、未来を見据えて日々仕事に向き合っている。
01 現在の仕事内容を教えてください
世田谷区の大型複合商業施設の管理部署で、空調管理を担当しています。空調設備は施設を利用されるテナント様やご来館されるお客様の快適性に直結するため、毎日の丁寧な点検が欠かせません。不具合が見つかった場合は、その都度対応していますが、チームメンバーや協力会社と連携して対応することも多いので、迅速で正確な情報共有を意識しています。
また、オーナー様への報告や空調設備に関する予算計画の提案なども重要な業務の一つです。入社当初は現場での点検作業が中心でしたが、経験を積むにつれて予算管理なども任されるようになり、今では設備更新の大規模プロジェクトにも関わっています。現場作業と事務作業、どちらも大切な業務として日々取り組んでいます。

02 現在の仕事のやりがいや魅力、難しさを教えてください
予算計画も任せてもらうようになったのは、入社2年目の終わり頃のことです。仕事の幅を広げたいと考えていたので嬉しかったのですが、空調トラブルが多発する夏場はその対応に追われ、予算計画との両立に苦労しました。工事費用は金額も大きいため、オーナー様や協力会社など多方面との調整が重要です。全ての調整がうまくいき、工事を無事に完了できた時は大きな達成感があります。
オーナー様や協力会社とは電話でやり取りすることが多いのですが、入社したての頃は、相手の顔が見えないコミュニケーションが苦手でした。しかし、逃げたくなかったので先輩にアドバイスをもらい、電話には誰よりも早く出るよう行動をしたり、自分から電話をかける際は話す内容を事前に整理するなど努力した結果、今では電話に対する苦手意識はなくなっています。

03 入社前と入社後のギャップを教えてください
就職活動中は、長く続けられる仕事を探していました。現場作業を一生の仕事にする自信はなく、かといって事務作業だけでは飽きそうだと感じていたのです。当時、ビル管理の仕事をしていた友人に話を聞いたところ、現場作業と事務作業の割合が理想的だったので、この業界を志望しました。入社当初は想像通りの仕事内容でしたが、3年目から事務作業の比重が増えてきました。ただ、これは予算計画を任せてもらえるようになった結果なので、むしろやりがいにつながっています。
一方で、建物管理の仕事はベテランばかりだと思っていましたが、20〜30代も多かったのは意外でした。世代が近い分、コミュニケーションも取りやすく、それぞれの得意分野を活かしながら助け合える環境です。

04 入社してから一番印象に残っていることを教えてください
飲食店が多く入っている商業施設は調理中の湯気などに反応して火災報知器が作動してしまうことがありますが、火災が本当に発生しているかどうかは現地に行ってみないと分からないので、警報がなるたびに急いで現場に向かって状況を確認します。その時の先輩たちの緊迫感ある姿を見て、施設全体やテナント様、ご来館のお客様を守るという、この仕事の責任の重さを肌で感じました。
設備の点検は施設利用者様の安全に大きく関わるため、手を抜かないように常に自分を戒めています。加えて、自分が見つけられなかった不具合を他の担当者が見つけると悔しいので、「私が必ず見つける」という気概をもって隅々まで目を光らせています。

1日のスケジュール
- 09:00 出社。朝礼、業務の引き継ぎ、メールチェック。
- 09:30 点検業務。
- 11:00 協力会社との連絡、見積作成、オーナー様やテナント様への対応などの事務作業。
- 12:30 昼休憩。
- 13:30 電気設備などの不具合対応(設備状況に応じて緊急対応)。
- 17:30 夕礼で情報共有。
- 18:00 退勤。
〜未来価値を創る、私のビジョン〜

掲載内容、所属、役職はインタビュー当時の情報です。